あたたかい弁当箱

今日(11/19)の午前は
糸島市のある中学校で
全校生徒を対象にした食育講演。

普段の授業は50分なのに
今日の講演は90分。
それだけの時間
650人の中学生を
飽きさせないように話すのは
本当にエネルギーがいります。

しかも
お友達、知り合いのお子さんも
結構いるので
「ゴーシ先生の話、面白くなかった…」
と言われないように
もう、必死です(涙)

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結果は、お友達、知り合いからの
報告を待ちましょう。

でもさ…
言っておくけど
中学校の本業の先生でも
全校生徒相手に
90分、飽きさせずに話すのって
難しいと思うよ…

さて。

講演終了後
すぐに春日市に移動し
ある高校で保護者対象の講演。

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この場では鉄板ネタをやる必要がない
と判断し
90分の講演のうち、
60分をQ&A形式にしました。

あるお母さんから
「毎日、料理の正解について
 考えてます。
 料理の正解を考えながら
 料理しています…」

む、、、
これは、深い哲学的な質問だな。。。

「例えば、卵焼きも
 甘い卵焼きもあれば
 塩味の卵焼きもあり…
 どちらが正解なのか…」

あ~
永久に終わらない論争テーマ。。。

「ゴーシ先生は、どっちが好きですか?」

そこ!?

ということで
卵焼きに対する哲学をお話しし
料理に正解はないけど
不正解はあります。
不正解の料理は
愛情がない料理です。
広島市の「ばっちゃん」の動画を紹介しました。


平成27年度受賞者:中本 忠子さん

次の質問。

「夏はお弁当が痛みそうで
 冬はお弁当が冷たくなって
 子どもがかわいそうで…」

はい。

「なにか、冷めないおかずとか
 なにかいい方法ないですか?」

冷めないおかずはないです(笑)

そこで、
こんな大学生の「弁当の思い出」の
作文をスクリーンに映し
そのお母さんに
朗読してもらいました。

 

高校に入学した当初、
私は母が作る弁当が
余り好きではなかった。

冷たいし、ご飯は固くなっている。

私は
「学食で食べるから、弁当を作らんで」
と頼んだ。

しかし、母は弁当を作り続けた。

ある日、弁当箱が違うことに気がついた。
その日、昼食のときに、驚いた。

なんと弁当箱の中身が温かいのだ。

帰って母に聞いてみると、母は
「あんたがいつも弁当冷えてまずいって言うから、
 冷えない弁当箱を買ってきた」
と言った。

そんな母に「弁当を作らんで」
なんて言った僕はバカだ。

それから弁当が楽しみになった。
弁当が温かいせいもあるけど、
なにより、母の気持ちが嬉しかった。

(大学1年生男子)

 

 

お母さん、泣き出して
朗読できなくなりました。
その涙につられ
会場全員が涙。

最後の質問は
「すごくお忙しいと思うのですが
 そのモチベーションの源は何ですか?」

もしかしたら
「弁当作り、料理、めんどくさ~」
と思っていて
私の話を聞いて
笑って、泣いて、感動して
よし、愛情のこもったご飯作ろう!
って思ってくれて
あったかい食卓を囲み
子どもたちが
「あ~、母さん、父さんは自分のこと
 こんなに大切にしてくれてるんや」
って思ってくれること。
これが私のモチベーションです。