食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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テレビを見るように授業を見てる子どもたち

今日は、小学校の給食試食会。

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そして給食試食会後は保護者学年集会。
集会の中で、担任の先生が
こんなことを言っていました。

「一斉指導で○○しなさいと指示しても
 何をやっていいのか分からない子が
 7~10名います」

1クラス、34人なので
10名とすれば約30%。

実はこれ、
小学校の低学年の先生から
よく聞く話です。

結論から言えば
原因は「テレビ漬け」。

テレビは一方的に
情報を提供してくれます。
双方向性はありません。
こちらがリアクションしなくても
ずーっと一方的に
情報を提供してくれます。
だから
ボーッと見ることができます。

そんなテレビをずーっと見ていると
学校の授業や
先生の言うことも
テレビを見てるかのように
見てしまうようになるのです。

「自分が指示されている」
という感覚がないのです。

それから先生は
「語彙数が少ない子が1/3くらいいる」
とも指摘されていました。
「単語の意味が分からず
 それって、どんな意味ですか?
 と子どもに聞かれ
 授業が進みません」とも。

以前も紹介しましたが
小学校入学時の子どもの語彙数は
・普通の子ども:3000語、
・遅れている子ども:1500語、
・よくできる子ども:6000語程度
と、成績と語彙数は、
比例すると言われています。

語彙数を増やすためには
・親子の会話の質と量を高めること
・読み聞かせをすること、読書量を増やすこと
です。

つまりテレビを消し
親子で会話し
読み聞かせをし
一緒に本を読むことです。

そんな言葉が
喉まで出かかりましたが
やめました。

地元は難しい(笑)