食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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山本美也子さんのお話

今日は、TNCももち浜ストア 夕方版』出演日。

 

そして今日は、
海の中道大橋で起きた
3児死亡飲酒運転事故から10年の
節目の日でした。

ニュース枠のほとんどは
「飲酒運転撲滅」の関連ニュースでした。

 

海の中道大橋から中継をつなぎ
飲酒運転事故で(当時)高校生の寛大さん
を亡くされた山本美也子さんのお話も聞きました。

 

山本さんはこんなことを言っていました。

 

あの事故がきっかけで
飲酒運転が無くなるのだとしたら
あの子たちの命は
飲酒運転で亡くなるはずだった
多くの命を救ったことになります

 

生放送中ですが
胸が熱くなり
涙がこぼれそうになりました。

海の中道事故が起きた10年前は
おとちゃんもとらちゃんも
この世に存在しませんでした。

 

だから
「自分は、絶対に飲酒運転せんどこう」
くらいの気持ちでした。

 

今は、親になり
親の気持ちがよくわかります。
親なら
「なにより、わが子に生きていてほしい」
と思うはずです。

 

そう簡単に
「あの子たちの命は
 飲酒運転で亡くなるはずだった
 多くの命を救ったことになります」
なんて思えない。

 

でも、現実には
大切な大切なわが子の命が
大人の身勝手な飲酒運転で失われてしまった。

 

山本さんは続けます。

「だから、いろんなことを言われますが
 私は、飲酒運転撲滅を訴え続けます」

山本さんに対する心ない中傷も相当あるようです。
(3児を亡くした大上さん一家に対する心ない中傷も相当あるようです)

 

VTRを見ながら、
自分ならどうするだろうと考えました。

かわいい、かわいい
おとちゃん、とらちゃんが
飲酒運転事故に巻き込まれたら。。。

 

何の罪もない子どもの命が、未来が
大人の
自分勝手で
わがままで
「やっちゃいけないよ」
ってことやって
永遠に失われてしまうわけです。

 

とりあえず、
「自分は死刑になってもいいから
 相手の家族、親族、全員、ひき殺すか。。。」
なんて物騒なことも頭をよぎりました。

 

そうしたら
おとちゃん、とらちゃんの
屈託のない笑顔が頭に浮かびました。

 

誰かを恨むということをしらない
おとちゃん、とらちゃんの顔が
頭に浮かびました。

 

でも、そんなことして
おとちゃん、とらちゃん、喜ぶだろうか。。。
パパは何をしたら、
おとちゃん、とらちゃん、喜んでくれるのだろうか。。。

 

そう考えたときに
やっぱり山本さんのように
飲酒運転撲滅を訴えるはずです。
心ない中傷があったとしても
飲酒運転撲滅を訴え続けるはずです。

 

「自分は、絶対に飲酒運転せんどこう」
くらいの気持ちじゃダメだとわかりました。
わが子の命を飲酒運転事故で無くさないように
一人一人が、自覚し、考え、訴えよう。
みんなで約束しよう。

 

飲酒運転、絶対にしない。

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