食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「普通」の終わり

「ウチの子、ちょっと変わってて…」
「ウチの子、こだわりが強くて…」
という想いや悩みを持っているママさんって
結構います。

昨日も
あるママさんとお話ししていて
私の考えをお話したら
非常に感謝されましたので
紹介しましょう。

これまでの日本は
「成長社会」でした。
人口が増え
消費量が増え
生産量が増え
三種の神器と言われるような製品が開発され
消費量が増え
生産量が増え。

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普通に経済成長します。

普通に企業の業績も伸びます。

成長社会では
普通にしていれば
成長できるのです。

そんな社会では
「普通」が求められます。
みんな一緒がみんないい、社会です。

「失敗しない」
「言われたことをちゃんとこなす」
普通の人材が求められます。

しかし、日本の人口は
2008年にピークアウトしました。
現在、毎年30万人も人口が減少する
人口減少社会です。

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各家庭には
家電も自動車も一通り揃い
昔のように
消費者が熱望する
三種の神器と言われるようなものは
なくなってしまいました。

 

人口が減り
消費量が減り
生産量が減り
経済が縮小する社会です。
「成熟社会」です。

そんな社会では
普通にしていたら
業績は減少します。
縮小します。

普通じゃダメなのです。

そんな社会では
イノベーションを生み出す力が求められます。
その土台となる
「特別性」「個性」が求められます。

「妄想する」力です。
「失敗しても挑戦する」力です。
「こだわりまくる」力です。
「好きだから続けられる」力です。

成熟社会とは
そんな個性・特別性の多様性が
新たな付加価値を生み出す社会です。

企業経営にも
ダイバーシティが求められます。

つまり、多様性のある人材をいかに活用し
いかにイノベーションを生み出せるかが
有能な経営者の条件になります。

「ウチの子、ちょっと変わってて…」
「ウチの子、こだわりが強くて…」
全然、OKです。
これからの成熟社会を担う人材です。

ちなみにゴーシ先生も
「普通」なんて評されたことは一度もありません(笑)。

写真はナスの収穫をして運ぶとらじろう。
とらじろうも、かなりのこだわり君です。

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