食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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おとちゃんの初「弁当の日」

ついにこの日がやってきました。

 

2006年に、子どもが作る『弁当の日』を知り
『九大弁当の日』をstartして、
200回実践しました。

 

この10年の間、
全国1000ヶ所以上で
講演させていただき、
『弁当の日』の意義を語ってきました。

 

2009年、音稲が生まれ
2016年、小学校に入学し
そして今日。

 

福吉小学校で『弁当の日』。
音ちゃんにとって
初めてのオフィシャルな『弁当の日』。

 

私にとっては、
生まれて初めて
「弁当の日」の朝の
家庭の光景を
子どもの様子を
見ることができます。

 

ありがたいのは
小学校1年生でも
イナマス方式、つまり
①すべて自分で作る「チャレンジコース」
②親子で一緒に作る「親子コース」
③おにぎりだけ作る「おにぎりコース」
④作ってもらって精一杯感謝する「エンタメコース」
が準備されていること。

 

音ちゃんは
「一人で買い物には行けないから
 ①と②の間」
くらいだそうです。

音ちゃんは、前日の夜に
メニューを書きました。

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おべんとう
おかず
①いりたまご
②たこうーいんな
③かぼちゃ
④てりやきちきん
⑤おにぎり
 ゆかり・のりたま


そして
前の日にできることはなにか
どうやったらフライパンを
洗う回数を減らすことができるか
段取りを考えたそうです。

 

そして今朝。


6:00に起きて、弁当作り開始。

 

卵焼きはパパのお手伝いがいるから
完全に自分でできる
「いりたまご」です。

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「たこうーいんな」は
切れ込みを入れて
炒めるだけ。
これも自分でできます。

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「かぼちゃ」は
吉積米穀店のばあちゃんの
美味しいカボチャなので
煮て、ちょっとしょうゆを加えるだけで
美味しく出来上がります。
それも知っています。

 

「てりやきちきん」は
鶏肉を炒め
砂糖と醤油で味付け。
順番は「さしすせそ」。

 

ほぼ100%、自分で作りました。

 

おにぎりの美しさなんて
パパからしても「お見事」。

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6:30完成。

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そして、盛り付け。

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そして元気に登校しました。

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講演では
『弁当の日』におきる
トラブルやアクシデントやドラマを
盛って、盛って
臨場感たっぷりに
笑いあり、涙ありで語ります。

 

格好のネタができる!

 

そう思って、
ジーッと観察していましたが
何のトラブルやアクシデントもなく
あっさりと完成。

 

拍子抜けしてしましました。

 

とはいえ、
集団登校の集合場所で
他の子に「弁当作った?」
と聞いてみたら
「作ってない」
「なんで?」
「自分が作ったら、おいしくないから」

 

こりゃいかん。

 

ということで、
通勤前に、小学校に立ち寄り
『すごい弁当力!』を
10冊寄贈してきました。

 

あたりまえに
子どもが台所に立っていれば
「弁当の日」なんて
どうってことありません。

 

もし
「弁当の日」が難しいことなのだとすれば
あたりまえができていない
ということです。

 

「弁当の日」は
子どもが台所に立ち
親子で会話し
子どもが褒められる
そんなあたりまえ
をとりもどす運動です。

 

ひろがれ!弁当の日。