食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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おとちゃんの登校

夕食後
「さ、仕事しよう」
と言うと、音ちゃんが
「え~、一緒に遊ぼう」

 

「ご飯前に、庭の草刈りして
 虫取りして一緒に遊んだでしょ」
と言うと
「だって、一緒に遊びたい!」
「じゃぁ、浦浜に夕日散歩する?」
「うん!」
「とらじろうも来るか?」
「いや」

 

ということで
音ちゃんと二人で
幸せ夕日散歩。

今日の夕日も
言葉が出ないほど
美しかったです。

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こんな美しい景色を
いつまで、
一緒に見てくれるかな?
音ちゃん。

 

 

音ちゃんが
小学校に入学し
毎朝、7:20に家を出ます。

 

集団登校の集合場所の
橋まで
パパがお見送りすることもあります。

 

音ちゃんなりの
ルールがあるらしく
「パパは昨日来たけん、今日はママ」
とか
「今日は一人の日」
なんてことを言うので
「パパはお見送りしたいとよ」
というと
「今日来たら、明日来れんけん」
なんてことを言います。

 

「わかった。今日は玄関でお見送りするね」

 

「うん。行ってきます!」

 

音ちゃんは
大きなランドセルを背負って
一人でグングン進んでいきます。

 

橋まで直線で50mほどなので
玄関前でずっと見守ります。

 

小学校2年生のお友達の家の前につき
一人で腰を下ろし
お友達を待ちます。

 

石をいじくったりしながら
一人でお友達を待ちます。

 

「待っている間、寂しいんじゃないかな」
なんて思い
近寄りたくなりますがガマン。

 

いや、1mくらいなら
近づいても気づかれないだろうと
ちょっと近寄って見守ります。

2年生のお友達が家から出てきて
笑顔になり
すぐに女子トークを始め
二人で集合場所の橋に向かいます。

 

小さな体で
大きなランドセルを背負い
グングン前に進みます。

 

パパが見ていることも忘れて
こうやって自分の人生を
歩んでいくんだ。
なんて思ったら
胸が、目頭が熱くなりました。

 

そのとき
音ちゃんが
クルッとふりかえり
いつもの笑顔で
無言で大きく
パパに「バイバ~イ」。

 

そして
すぐに前を向き
グングン歩んでいきました。

 

涙が一気にあふれました。

 

子どもは
親が見守ってくれているから
前に進めるし
でも、その親は
涙が出るほどの
いろんな想いを抱えて
見守り続けるしかない。

 

数十年の子育てが
実はその数分に詰まっていて
というか
その数分の積み重ねが
数十年の子育てになり…

 

・・・なんて話を
先日の新歓レク・懇親会で
研究室の学生にしていたら
なぜかというか
当然、涙があふれてきて
学生は
泣きながら子育てを語る
ゴーシ先生の姿に
親の愛情の深さに
驚いてました(笑)