10000時間の法則

先日の福岡教育大学での講義。

ある学生がこんなことを言いました。
「夢はあるけど、
 そろそろ現実を見ないといけないかなって」

同じ文脈で、
こういうことを言う人もいます。
「そんなことやっていても金にならない」

 

確かに、そういう現実もあるでしょう。

 

だけど
プロ野球選手なんて
所詮、野球をやっているだけです。
野球なんて小学生でもできることです。

 

プロのサッカー選手でもそう。
歌手でも画家でも作家でもそう。

 

サッカーも
歌うことも
絵を描くことも
文章を書くことも
小学生にでもできることです。

 

それが
お金になるかどうかは
「誰かを感動させるほどの
 クオリティかどうか」
なのです。

 

最近、日体大の集団行動が話題になっていますが
所詮、歩いているだけです。
だけど、人を感動させる力があります。
そのクオリティがあるのです。

 

では、そのクオリティは
どうやって保証されるのか。

 

私たちは、
すぐ「才能」で片付けます。

 

それもあるでしょう。

 

しかし、それは決定的な要素ではないと思っています。

決定的な要素は「時間」。

 

「1万時間の法則」
という法則があります。

 

「1万時間の法則」とは、
マルコム・グラドウェル氏が提唱しました。
成功を収めた起業家やプロのスポーツ選手などに共通しているのは、
10,000時間、それに費やしている、というもの。

 

大工さんが
きれいにカンナがけできるようになるには
一定の経験と時間が必要なのです。
いきなり完璧にカンナがけできる
才能のある人なんていません。

これは単なる経験則とか
スピリチャル的な問題でなく
それができるようになるための
脳の神経回路が形成されるには
一定の経験と時間が必要なのだということでしょう。

では、10,000時間って、どれくらいか。

 

例えば、8歳で野球を始めたとします。
雨の日も風の日も
365日、毎日、1日3時間
野球の練習をするとします。
そうすると1年で1000時間。
10年やって、10,000時間。
こうして18歳の時に
ドラフトにかかって
プロ野球選手になれます。

10年間、1日も休むことなく
毎日3時間で10,000時間です。

 

それだけ時間を費やせたかどうかです。
それだけ努力できたかどうかです。

 

それだけ、時間を費やして
努力してもプロになれない人も
当然います。

 

それは、努力の方法が間違っているのです。
本気度や集中度が違っているのです。
何も考えていない素振りと
本気の素振りでは、
当然、身につく力は違います。

 

努力の方法、本気度、集中度が違っていれば
そのプロになるために必要な時間は
10,000時間が
12,000時間になり
15,000時間になります。

「夢はあるけど、
そろそろ現実を見ないといけないかなって…」
「そんなことやっていても金にならない…」
「才能がないから…」
そんなことを言う前に
そんなことを思う前に
まずは問うてみましょう。

 

自分は、10,000時間を費やしているかどうか。
やり方は間違っていないか。
本気度や集中度は十分か。

 

さぁ、今日は
石川県で婚学講演&ワークショップ。

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「おまえは、婚学に10,000時間費やしたのか?」
と問われれば
残念ながらNOです。

だけど
婚学は
コンテンツ(情報、知識)
ファシリテーション
+プレゼンテーション
で構成されていると考えれば
私の人生で
講演し、ファシリテーション
恋愛・結婚・出産・子育て等々について
調べ、考え、書いた時間をトータルすれば
10,000時間をゆうに超えているでしょう。

 

植松さんは
「どうせムリ」を無くせば
誰でも夢は叶うと言いますが
私はそうは思いません。

 

「どうせムリ」を無くし
行動始めるのは単なる第一歩。

 

次に、10,000時間の努力です。

 

あきらめずに
続けることです。

その歩みを続けてはじめて
夢が叶います。

 

努力に勝る才能はなく
努力とは時間です。