食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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レゴ・シリアスプレイ

先日、福岡女子大社会人学びなおしで
人生2度目のレゴ・シリアスプレイを体験しました。

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1度目の時はこんな記事書いています。

キーワードは
「あとづけの意味づけ」。

お題に従って
直感的に手を動かして
ブロックを組み立て
あとづけで
意味づけしたり
ストーリーを組み立てたりします。

理屈としては
・脳と手はつながっている。
・手を先行させて動かし、脳の眠っている部分を引き出す。
・モノを作りながら、知を創る。
・右脳と左脳、全体を使う。
ということなのでしょう。

また、ブロックというモノを介することで
・全員参加ができる。
・個人に対する攻撃にならない。コンフリクトが生まれない。
・「違い」に気づき、それを「是」とできる。
・成果を共有でき、全員がオーナーシップが持てる。
・(ワールドカフェのように言いっぱなしではなく)問題解決、行動につながる。
という効果、意義もあるようです。

ワークショップの手法としては
非常に勉強になりました。

 可視化。

抽象化。
概念化。
その共有化。
自らの客観化。

という点では、非常に優れた
ワークショップ・ツールだと思います。

レゴ・シリアスプレイを通じて
「誰も思いつかないことを考えてみよう」
という自らの思考のクセに
改めて気が付かされました。

例えば
イノベーションをブロック一つで表現する」
というお題。

イノベーションとはなんぞや?」
と問われれば、
自分なりの答えは持っています。
それをブロック一つで体現すればいいのですが
私の場合
「このブロックは、誰かが使うだろうから、だれも使わないブロックを使おう」
という意識が先に働いて
「じゃぁ、このブロックで、どのようにイノベーションを説明しようか...」
という、本当に、後づけの理屈になってしまうのです。

これがちょっとストレス。
「本当は、こういうこと言いたいんじゃないのに!」
みたいな(笑)。

それから。

私は、(サービスでも、プロダクトでも、システムでも、事業でも、イベントでも)
何かを創る際には、必ず「書き」ます。
視覚化し、言語化し、概念化し、客観化するためです。

レゴ・シリアスプレイは
この作業プロセスを
レゴで、3次元で表現するものと理解できます。

視覚化できるし、
しかも3次元で。
抽象化できるし、
さらには具体的に、
「こことここはつなげられるよね」なんて
組み合わせが容易にできるようになり
その共有も容易にできます。

だから
「何かを創る」ということに
慣れていない個人やチームであれば
非常に有効でしょう。

ただ、私の場合は
それなりに「何かを創る」経験があり
その経験から
ある瞬間に、
その課題解決のための
具体的ビジョンが見え始めます。

慣れているので、
頭の中で、具体的に、具体的に考えています。
クセになっています。
目に見えるほど、手に取って扱えるほどです。

それを、一度、レゴで
抽象化、視覚化するというのは
私にとっては
すごくまどろっこしいのです。

おそらく、スティーブ・ジョブスは、
レゴを使ってモノを考えたりしていません。

それと
「私が、レゴ・シリアスプレイのファシリをやらない理由」をもう一つ。

レゴ・シリアスプレイをやろうと思うと...

 


すごくお金がかかります(笑)