まちづくりには
よそ者、若者、バカ者
が必要だと言われる。
そして
よそ者とバカ者は
兼ねてはならないとも言われる。
さて、
『福吉walker』
『福吉歳時記』
に続く
福吉まちづくり冊子
第三弾。
『福吉昔がたり』
が完成しました。
地域の飲み会の場で
「昔は福吉に映画館があった」
「バスがはしっとった」
「土砂崩れで、人が海までながされ…」
そんな話を聞いて、
「よし、福吉の古老に
福吉の昔を語ってもらい
記録に遺そう」
と思いついてはじめた
福吉昔がたり。
昨年度、3回実施しました。
おじいちゃん、
おばあちゃんが
中には90歳を超える人も
公民館に集まってくれて
いきいきと
昔のことを語ってくれるのです。
「昔は福吉に映画館があったんですか?」
と切り出すと
「映画館どころかストリッ○も遊○もあった」
なんて
絶対に『町史』なんかには
掲載されない(できない)
衝撃の歴史事実が飛び出し…
本当に面白かったです。
特に、
おばあちゃんたちは
おめかしして
やってきてくれました。
もしかしたら
おばあちゃん達にとっては
晴れ舞台だったのかもしれません。
そうして語られた内容を
福吉(大入)に住む
プロの映像カメラマン
井口さんに全部記録してもらい
それを
糸島(志摩)のプロのイラストレーター
滝澤さんに
イラスト化、原稿化してもらいました。
こうして
福吉まちづくり冊子
第三弾
『福吉昔がたり』
が完成しました。
私は
福吉の中では
「よそ者」兼「若者」。
よそ者だから
福吉の当たり前の昔を
面白く感じることができたのです。
若者だから
記録に遺す意義を感じることができたのです。
井口さんや滝澤さんも
よそ者であり若者。
よそ者、若者、バカ者が
ありふれた地域資源を
宝物に変えていく。
そして
よそ者、若者、バカ者
が活動できるのは
地域の重鎮や区長さん達が
「思いっきりやりなさい」
と後見人でいてくれるからだ。