食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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奇形精子?

FBでシェアされている

『60人中、58人が奇形精子、食べ物がもたらす不妊のリスク』
http://macrobiotic-daisuki.jp/kikei-2843.html

という記事。

 

食べ物が大事だと言うことは分かる。
だけど、
「60人中、58人が奇形精子」なんていう
センセーショナルで
恐怖をあおるような
キャッチで
シェアが広がっていくのは
SNS社会の怖さだと思う。

 

ロビン・ベイカーの
精子戦争~性行動の謎を解く』によれば…

  • 精子は役割によりカミカゼ集団とエリート集団に分けられる。
  • カミカゼ集団の役割は受精ではなく、ひたすら敵を攻撃することにある。(この場合の敵とは、他のオスの精子
  • カミカゼ集団はブロッカー(守り屋)精子とキラー(殺し屋)精子で構成される。
  • ブロッカー精子は年老いた精子が中心。
  • 子宮頚(けい)管内に多く留まり、群れを作って他人の精子の子宮内への進入を防ぐ。
  • そのため形状は尻尾がコイル状に曲がっていたり、胴体が曲がっていたり、デカ頭や複数の頭を持っていたりと、子宮頚部に留まりやすい構造になっている。
  • 1回の射精で数は数千万。
  • キラー精子は他人の精子に出会うと、自分の鋭い頭の先で相手の頭の横の弱い部分を狙って突っつき、腐食性の毒素を注ぎ込み殺してしまう。
  • 1匹のキラー精子が持っている毒で大量の相手の精子を毒殺することができる。
  • エリート集団は受精のためのひと握りの精子でエッグ・ゲッター(卵獲得)精子と呼ばれる。
  • エッグ・ゲッター精子はキラー精子と同様よく動きまわり、外見も酷似しているが、頭部がキラー精子よりやや大きいのが特徴。
  • 約100万匹のエッグ・ゲッター精子は約2億匹のキラー精子に囲まれながら卵子を求めて行動する。

 

という説からすれば
奇形なのではなく
いろんな形があるのが普通。

 

精子を多彩な形に変化し
役割を分担させ
子孫を残せた個体が
生き残っていくという考え方は
あり得ると思う。

 

かく言う私も
精子戦争』を読んだに過ぎないので
どちらが正しいかは
何が真実なのかは
分からない。

 

しかし、
一面的な見解だけが
センセーショナルで
恐怖をあおるような
キャッチで
シェアが広がっていくのは
SNS社会の怖さだと思う。

 

ゴーシ先生は
セーシも語ります。

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Mr.Children 2001-2005 <micro>』と
Mr.Children 2005-2010 <macro>』。
ジャケットに写っているのは
microがもっともミクロな細胞「精子
macroがもっともマクろな細胞「卵子」。
その全く違う2つの細胞があわせって
新しい命が生まれることを願う思いが込められているそうです。