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少女苑での講演

少女苑(少女版少年院)での講演。


緊張。。。
とんでもない不良や
ヤンキーがいて
お話ししていても
「キレイ事言ってんじゃねー」
とか言われて
スリッパやペンを投げつけられ、、、


そんなことを想像したら緊張してきた。

 

非社会的、反社会的行動をおこした彼女たちだから
あたたかい家庭に恵まれなかった少女も多くいるだろう。
ご飯を食べさせてもらえない
愛されていない
ほったらかし、そんな少女も多くいるだろう。
あたたかい弁当力の話なんかしたら
傷を広げたり
辛い経験がフラッシュバックしたりしちゃうかも知れない。
そんなことを考えたら緊張してきた。

 

「何話せばいいんでしょ~」
と内田先生に携帯で泣きつくほど緊張した。

 

教室に入ってきた彼女たちを見て驚いた。

どこにでもいるような
いや、今どき、どこにもいないほどフツーな少女たち。
メイクもしていない。
眉毛もそろえていない。
茶髪もいない。
みんな黒のおさげ髪。
着ているジャージだって
ずんだれていない。
ピシャッと着ている。
講演が始まるまで
みんな黙想して待っているし
誰一人として私語をしていない。
トイレに行くときも、帰ってきても
「ありがとうございました」
って挨拶をする。
もしかしたら、キマリとして
それをしているのかもしれないけれど
それが出来ているのは事実なのだ。

 

彼女たちはちゃんとできるのだ。

 

講演中、
寝る娘
聞いていない娘
なんて一人もいない。
まっすぐに私の顔を見て
熱心に聞いてくれる。

 

笑って
泣いて
頷いてくれて
本当に本当にステキな娘ばかり。

 

「君たちはこれから絶対にhappyになるよ」
と約束した。
だってこんなに真面目で
素直で
挨拶が出来て
一所懸命、話が聞けて
笑って
泣けるのだ。
そんな優しくて
あたたかい心があるのだ。

happyにならなきゃおかしい。

 

 

講演が終わって
みんなキレイな涙を流して
すっきりとした顔になって
そして黙想して
その間に私は教室を出た。

 

廊下を歩きながら怒りがこみ上げてきた。
彼女たちは
薬物やシンナーの使用
少女売春・援助交際
などを理由にこの施設に入っている。

 

薬物やシンナーを
作り、彼女たちに渡したのは大人だ。
彼女たちがそんなもの作れるはずがない。
援助交際と言って
彼女たちを買ったのは大人だ。
買う人間が存在しなければ
売春なんか成立しない。

わがままで自分勝手な大人が
彼女たちの人生に傷をつけ
可能性を閉ざそうとした。

 

本当に責任があるのは大人だ。

 

彼女たちは必死で生きてきただけだ。

 

子どもの問題は
大人の問題なのだ。

 

2007年に
『ここ-食卓から始まる生教育-』を書いたけど
そこに書いたこと本当によく理解できた。
内田先生の怒りが本当によく理解できた。
最後に彼女たちに約束した。
もし、もう一度、ゴーシ先生の話が聞きたいのなら
先生にそう伝えて欲しい。
お金なんかいらない。
タダでも来るよ。
みんなのこれからの人生が
キラキラと輝くものになるんなら
それは、お金以上の価値がある。
ゴーシ先生は、あなたちの未来を信じる。
そして応援する。

 

こんな大人がいると言うことを信じて欲しい。

 

そして人の人生を精一杯応援できる大人になりなさい。
そうすれば、あなたたちの人生は
ぜったいにhappyになるよ。

 

ゴーシ先生が約束するよ。