佐藤剛史は
自分撮りなんて
絶対にしない男である。
しかし
本が出版されたことが
記事になると言うと
話は違う。
ある記者さんが
明日の朝までに
本を持った写真を
送って欲しいという。
ヨメさんは寝ているので
撮ってくれる人はいない。
しかも、夜の写真は難しい。
フラッシュを使うと
コントラストが強くなりすぎる。
ということで、
段ボールを重ねて
台を組んで
一眼レフを乗せ…。
セルフタイマーをかけて…。
全然、暗い。
シャッターさえ、おりない。
書斎の蛍光灯なんかを
2つ持ってきて
しかも、直接あてず
間接的に照らして、、、
で、一枚、一枚
確認しながら
何枚も撮って、、、
自分で撮ってみると
思いっきり笑顔のつもりでも
全然笑顔じゃないし。。。
取り直し、、、
取り直し、、、
もう、汗だく、、、
この一部始終を
端から見ていたら
腹を抱えて
笑ふと思ふ。
近々、この写真を
紙面で見たら
大笑いしてください。