水揚げは
「えりこ」と呼ばれる女性陣が
選別し、箱詰めし、トラックに乗せていく。
名前が全員「えりこ」なわけではなく
多分「選り子」、選別する人の意だ。
水揚げしていると
網すれして商品にならない魚
そして雑魚があがってくる。
お楽しみは
水揚げのが終わった後だ。
えりこさんたちは
それらの魚を人数、8人分に分けていくが
当然、均等分できるはずがない。
だから、
Aにはウチワエビ3つ
Bには巨大コチ
Cにはアオナと月日貝
という形で、絶妙な感覚でバランスをとっていく。
こうしてジャンケンなのだ。
これがえりこさんのたちの楽しみであり
最大の盛り上がりポイント。
そして、「アレが欲しい」と
事前に指を指してしまうと
ジャンケンに必ず負けるという
鐘崎の都市伝説があるのだ。